終点

僕はずっとなにかを見落としている。些細で、単純で、とても大切ななにかを。

作品紹介

僕自身の、僕のための物語です。僕だけの言葉で物語を紡ぎました。
もし、ほんの1万人に1人の確率だったとしても、この物語を受け止めてくれる人がいるのなら、僕にも生きる意味はあるのかなと思います。

脚本/2022年


あらすじ

おじいちゃんが死んだ。
京都に住む大学生、北島太陽は、おじいちゃんの死を受け入れることが出来ずに日々をただ過ごしている。そんな太陽をよそに、母はおじいちゃんの遺品整理を進めていく。
死を受け入れ、前に進みだす家族。就活に励み、着々と社会人になっていく周りの友人達。
太陽だけが、前に進めず留まり続けていた。
そんなある日、太陽は右手の人差し指が欠けた女の子、吉岡沙耶香と出会う。
沙耶香と交流を重ねていく太陽。次第に太陽は沙耶香が自分の空白を埋めてくれる存在だと感じ始める。しかしある日、沙耶香は太陽の前から忽然と姿を消す。


展示

2022年度 京都芸術大学 卒業制作展
日時:2021年2月4日(土) 〜 2月12日(日) 10:00〜17:00
場所:TN高原校舎 RF|TN22
   〒606-8242 京都府京都市左京区田中高原町25


合本

脚本執筆者3名の合本、『ケッカンシナリオ』を京都芸術大学 卒業制作展にて配布いたします。
ぜひお気軽にお越しください。

〈脚本紹介〉
「かさぶたにならない傷はない」 執筆者:ナエ
「終点」            執筆者:岡田尚輝
「ロケットえんぴつ」      執筆者:せおまい

〈配布場所〉
2022年度 京都芸術大学 卒業制作展
日時:2021年2月4日(土) 〜 2月12日(日) 10:00〜17:00
場所:TN高原校舎 RF|TN22
   〒606-8242 京都府京都市左京区田中高原町25


執筆者


岡田尚樹

Naoki Okada

2000年生まれ 京都市山科区出身。
幼い頃からおじいちゃんと映画を観て育つ。『お熱いのがお好き』や『ローマの休日』、ヒッチコック作品などアメリカ映画に多く触れた。やがて自分も映画を作りたいと思うようになり旧京都造形芸術大学(京都芸術大学)映画学科に入学。
1年生時、福岡芳穂監督『CHAIN』で製作部として参加。中編ゼミで自らのおじいちゃんを記録したドキュメンタリー『よすが(2021)』を監督、制作する。
卒業制作作品『終点(2022)』では自身の家族との関係や自分自身のアイデンティティの葛藤を赤裸々に描いた。


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