恋も噂も七十五日

恋も噂も七十五日

私まだ、消えたくないの。


予告編


作品紹介


私たちの存在はどこにあるのだろうか ———

良くも悪くもそれは、人々の記憶の中にあるのではないだろうか。
果たして、貴方の記憶の中の“誰か”は“真実の姿”なのだろうか。​
本来のその“誰か”の生き方を想像したことはありますか?
人々の記憶、理想、恐怖によって生み出された都市伝説・口裂け女の姿を借りて、人々の存在について学生たちが問いかける、ラブストーリー。


物語(あらすじ)


かつて一世を風靡した都市伝説・口裂け女。
コロナ禍の現代に生きる、ある口裂け女は仲間たちが忘れ去られ消えていくなか、一人取り残されていた。「私、キレイ?」と声をかけても振り向く人間は居らず、友人もトイレの花子さんただ一人。

そんな彼女はある日、エイトと名乗る男と出会い、恋に落ちる。


映画|2023年|75分|カラー|デジタル|LCR|


CAST

安岡由希/口裂け女・サキコ役
Yuki Yasuoka

2001年1月19日生まれ。兵庫県神戸市出身

アイドルと、歌とダンスが大好きです。
私の大好きなもので、誰かが救われるように、毎日精進しています。

【出演作】
『浮かぶかたつむり』安本未玖監督
アップリンク京都企画学生オムニバス映画
『WATCH OVER!!』時岡怜美監督
『二度寝の夢の続きがみたい』伊澤萌音監督
Youtube 短編ドラマ『太郎は一人飯がしたい』EP01,EP03 斉藤喜朗監督
立命館大学短編映画『残されて』水野太郎監督

作品へのメッセージ

この作品を撮影する中、私は自ら選び抜くことの尊さを知りました。自ら選択し都市伝説として生まれた訳ではない口裂け女が、エイトというひとりの人間を好きになり、一緒にいたいと願う。それが口裂け女にとって、初めてにも等しい大きな選択だったんだろうなと思います。
口裂け女の心なんてわかるんだろうか?と悩んだ時期もありましたが、この作品には自分がどのように選び抜いて、生きていくか、そのヒントが隠されているようにも感じます。そんな風な私の考えをちょこっとだけ頭の隅において、見てもらえると幸いです。この映画を見てくださったみなさまが幸せだと思える瞬間が、1秒でも多くおとずれますように。


山崎龍吾/エイト役
Ryugo Yamazaki

2001年7月4日生まれ。京都府出身

小さい頃の夢はプロ野球選手。
中学・高校と野球に熱中。部活引退後、将来を考え始め、海上保安官を目指すが、本当になりたいものが俳優であるとふと体に雷鳴が鳴り響く。
京都に映画演技を学べる大学を発見。今に至る。

作品へのメッセージ

この作品に参加できて良かったです。映画を作るためにみなさんが奔走している姿を1番近くで、そして俳優部として共に走ることができたからです。僕にエイトをやってほしいと連絡をいただいたとき、僕はディズニーランドにいました。自分が先輩の卒業制作でエイトという役を演じさせていただいていいものか。真剣にミッキーさんを空に思い浮かべながら問いかけたのを思い出します。
今となっては新庄組に参加できて本当に良かったです。楽しかったです。次の撮影が待ち遠しかったです。これからも僕は「覚悟」をもって俳優をやっていきます。
いまこの文を書いていても思いました。「やるしかねぇ!」と。
僕をエイトに選んでくださってありがとうございました。


吉野真生/タカヤ役
Mao Yoshino

愛知県名古屋市出身

主な出演作品:短編映画『逃避行鉄道』、『KANIE』

作品へのメッセージ

多様な存在のままならなさと自らを重ねながら、この映画を観ました。
それぞれが織りなす、恋と噂の物語。観ている僕らの気持ちはあっちに行ったり、こっちに行ったり。そうして訪れる“その瞬間”をぜひ、心に焼き付けてほしいと思いました。いつか忘れてしまう、その前に。


北野七海/アイラ役
Nanami Kitano

2002年生まれ。兵庫県出身

趣味は散歩
学内出演作品:武田組『KANIE』、山田組『(仮)面』
学祭企画『Ms.peal2022』にて、グランプリを受賞

作品へのメッセージ

個性豊かなキャラクターが、この映画の魅力のひとつです。好きなキャラが多すぎて、選べないです。それぞれ抱えている思いが違うから、すれ違いもあります。だからこそ惹かれ合い、求めてしまうのかもしれません。今もマスクが必須な時代。1枚の壁があるから見えないものも多いですね。今では日常になりつつあるこのもどかしさが、この作品の面白さでもあります。是非、楽しみながら観てください!


金子優里/トイレの花子さん役
Yuri Kaneko

2001年生まれ。山口県出身

姉の影響で女優を目指して京都芸術大学に入学。
「身体は小さいが存在は大きく」がモットー。好きな女優は奈緒さん。

主な出演作品:「むこうひかめく」園木杏実監督など他に自主制作映画にも出演。

作品へのメッセージ

とても切ないラブストーリー。感情移入した事ない存在なのに感情移入してしまう。この映画を見終わったあなたもきっとこの作品のみんなが愛おしくてたまらなくなっています。花子は都市伝説の中では口裂け女の大先輩。だからこそ、花子にとって口裂け女は娘のように愛おしい存在です。
是非、幼少期の頃の都市伝説を思い出しながら、この作品を楽しんでみてください。


嶋谷美輪/アマビエ役
Miwa Shimatani

2001年生まれ。大阪府河内長野市出身

小さい頃からピアノ、バレエ、ヒップホップダンス、スイミングスクールなどに通い、小学4年生よりミュージカルスクールに所属。高校3年生までの8年間、8本の舞台作品とその他多数のイベントに出演。好きな食べ物は焼肉とラーメン。

作品へのメッセージ

大学生活の4分の3はコロナと共にありました。思うように過ごせなかった大学生活の集大成。その中でも共に試行錯誤させていただいた新庄組のこの作品は、特に自信を持って皆様に見ていただきたいと思える作品です。俳優部として少しだけの参加でしたが、全身全霊で愛情を注ぎました。
たくさんの方に届きますように。


土井茜莉/親友口裂け女役
Akari Doi

2002年生まれ。大阪府出身

好きな映画は『南瓜とマヨネーズ』
主な出演作品:『またね、パンケーキ』シン・チェリン監督
       『からまり気になる殻鞠くん』西田祐香監督など

作品へのメッセージ

サキコをはじめとするすべてのキャラクターたちの想いや願いが少しでも多くの人に届きますように。


玉井琴望/初代口裂け女役
Kotomi Tamai

「それいけ!アンパンマン」に出てくる「しらたま」に憧れ、
役者を目指す。
舞台を中心に芝居と新舞踊、ジャズダンス、バレエをしている。
卒業後は、古典舞踊を習得するために関西を出る。

作品へのメッセージ

本作品では、キャストだけでなく衣装部と助監督をしていました。
……というか、衣装部と助監督が中心でした!
本作品は手作りの衣装も多数あり、ぜひ衣装にも注目していただけたら嬉しいです。


STAFF

         
 制作:大岩明日香、櫻井ヒカリ
 プロデューサー:大岩明日香
 撮影・グレーディング:谷口瑠璃
 照明:TU CHENHAO
 録音・整音:足立駿介、大道亜里紗
 美術:新庄凜々子、山泉ひとみ、有元菜絵
 衣装:玉井琴望
 メイク:早川澪音、福島麗乃
 ナイトワークシーン統括:濵野莉子
 録音助手:新井志保乃、舘樹生、谷川央
 美術応援:山本優里
 編集:瀬戸邑佳
 VFX:山泉ひとみ、TU CHENHAO
 助監督:福島麗乃、玉井琴望
 監督・脚本:新庄凜々子


監督/脚本

新庄凜々子
Ririko Shinjo

私たちの“存在”はどこにあるでしょうか。

「人は誰かに忘れられたときに本当に死ぬのだ」という言葉、どこかで聞いたことがあると思います。それはいつか皆平等に“死”を迎える私たちにとって少しの救いではないかと私は思うのです。私が幽霊や妖怪、都市伝説などの怪異を信じているのも、“死”が私たちの終わりではないと思いたいからかもしれません。
ただ、誰かの記憶に依存して“存在”することは、少し恐ろしくもあるでしょう。誰かの記憶の中の私はきっと、その人の理想や期待によって本当の私とは少し違った“私”でしょうから。
私たちはしばしば、「~っぽい」「~らしい」という言葉で他人のことを悪気なく決めつけてしまうのです。理想や期待で形作られた、こういった言葉で少しずつ、自分自身もそこに沿って生きなくてはいけないような気がしてしまいます。ただそれは“私らしさ”ではありません。

今回私がこの物語の主人公に選んだ「都市伝説・口裂け女」は世間のイメージによって生み出された女性です。都市伝説として語られた者たちはすべて、私たちの想像と理想、恐怖、記憶の中で構成された集団幻覚であり、しかし、確かに当時私たちの中に“存在”していた者たちです。
世間の理想に沿ってしか生きることを知らなかった口裂け女が、彼女自身の気持ちで誰かに恋をして生きたらどうなるか。そこにはきっと、私たち人間の運命にも近しいものがあるのではないか、と私は思います。


Tag

#SOTSUTEN2022#京都芸術大学 映画学科#映画


作品の感想を見る

感想をお待ちしております。


作品の感想を投稿

スパム対策のため、日本語が含まれない投稿は公開されません。