瑶響濤凮

(たまゆらなみかぜ)


作品ジャンル

インスタレーション

作品紹介

Covid-19 Season: Vibescape
新生活様式と言われるコロナ禍を投影した映像と、
変わることのない現実をただ傍観することしかできない私たちのドキュメント。
鏡に映し出される自らの姿によって、生を意識するインスタレーション。

コロナ禍と私たち

人は目を閉じていても光を感じます。音は振動として、耳だけではなく肉体全てに情報を与えます。反復する光と音の反射を、頭の先から足の先まで感じてください。

私は、人の変われるタイミングは自分次第だと思っています。
パンデミックが起こり、日本では「新しい生活様式」なるものを高らかに、また当たり前のように口ずさみますが、一体それは具体的に何だったのでしょうか? 現に今、人々はあらゆる情報に揉まれながらも、マスクをしていれば大丈夫とでも言うように、大型スーパーや観光地に屯います。そうして、私たちは変わることのない現実をただ傍観することしかできないのでしょうか。

このような状況なので、卒展へ大々的にお招きできないですが、代わりに地球の反対側まで届くよう、オンラインでインスタレーションの欠片を届けます。本ページの映像は、下記の展覧会で展示された『瑶響濤凮 / Covid-19 Season: Vibescape』から切り取った、空間の欠片です。各々の家庭から、映像の窓を覗いてみて下さい。


KUA ANNUAL 2021 irregular reports

いびつな報告群と希望の兆し

プレビュー展

期間:2020年12月3〜18日

場所:京都芸術大学 ギャルリ・オーブ


過去の展示

「KUA ANNUAL 2021 irregular reportsいびつな報告群と希望の兆し」
プレビュー展

日時:2020年12月3日(木)~18日(金) 10:00~17:00
場所:京都芸術大学 NA人間館 ギャルリ・オーブ

「2020年度 京都芸術大学 卒業制作展」

日時:2021年2月6日(土) 〜 2月14日(日) 10:00~18:00
場所:京都芸術大学 TN高原校舎 1F|TM11・Aスタジオ

「KUA ANNUAL 2021 irregular reportsいびつな報告群と希望の兆し」

日時:2021年2月23日(火)~26日(金) 9:30~17:30
場所:東京都美術館 1階 第2・第3展示室

飯田 匠海 Takumi Iida

1998年生まれ 大阪府出身

高校時代は機械工作を学びながら、陶芸や油絵、木工作品を制作する。

大学入学当初は映画美術に触れる。その後、撮影や照明、脚本、音について学び、卒業制作ではインスタレーションを手掛ける。

   


SOTSUTEN 2020

インスタレーション

京都芸術大学 映画学科

作品へのコメント

  1. 言いたことを教えるため言葉が必要じゃない映画の例だと思う。
    見ながらこの世界にみんなが一人でいるの感じた。私たちはじっと立っている間時間が止めることができなくて流れるのように。

    Questa esposizione è un esempio di come non sono necessarie le parole per esprimere ció che si vuole dire. Mentre guardavo ho avuto come la sensazione che tutti noi siamo da soli in questo mondo. Noi siamo fermi mentre il tempo continua a scorrere senza che noi possiamo fermarlo.

  2. 心が静かに横たわっていくことを感じられました。夕暮れ、ベランダから見た茜色が染みる感覚、空気がスローになり自世界が広がる瞬間、
    物語を必要とせず、というより物語は提示しなくとも含まれている 鑑賞者が時空を超えるインスタレーション。

    • 「物語は制作者が提示しなくても、鑑賞者の中で無意識に構築されるものだ」として制作は始まりました。今作のマテリアルは、皆様が日頃付ける日記が映像と音に置き換わった日々の記録です。

  3. スクリーンの四角さに違和感を感じて、小さな生物としての人間の目から見える果てしなく続く折り重なった線と、遠く離れてやっと気づく地球の丸さに思いを巡らせた。(壁の白さで像の枠がぼやけているからかもしれない)
    直接その場で体験したいけれど、映像としても好き。

    • 卒展はプレ展の時よりも広い空間なので、鏡に映る映像の歪みがとても面白いです。いずれまた、皆さんに見てもらえるようにネット世界に届けます。

  4. バラ色の人生と言うタイトルの新たなミュージックコンクレートとして受け止めました。ものすごく気持ちよかったです。
    3分経過した頃の映像右端の木の枝が無い方が好きです。

    • ご視聴いただき、ありがとうございます!
      実は私がこの曲のタイトルを知ったのもつい最近です。本作は、様々な巡り合わせによって偶然私が捉えたイメージの集合体です。それがこうやって、この地の名も知らない人々に届くのは嬉しいです。

  5. もちろん会場へも行く予定ですが、映像あがってるのに気付いて見てみました。

    前半、たまたま絵をもらって部屋に飾っているような感覚、部屋の中の一部、生活の一部としてそれが心地いい。時折絵の中に入り込む感覚とか。
    後半、例えば遠くの友達とオンラインで繋がってるような、知らないどこかに素敵な空間が広がってることを想像するような、そんな感じで見ました。

    インスタレーションの映像化、オンライン化って個人的にとても興味がありいろいろ考えていたのですがなかなか難しい。
    フレームの中に閉じ込めることで世界を広げる、凄く映画的なアイデア、なるほどこの手があったかって思いました。オンラインでいかに空間を満たすかって方向に考えがちでした。
    素敵な成功例を見た、って思いました。

    • これらは、動く絵画的なイメージとしてもそこにあります。
      地球の記憶です。

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