チリアクタ

チリアクタ

兄妹の逃避行


予告編

作品ジャンル

映画

作品紹介

街の⽚隅でせっせとゴミを回収するゴミ収集作業員の主⼈公・⽂成。
毎⽇毎⽇、捨てても無くならないゴミを⽣きるために捨てる。
ある⽇、離れ離れになっていた妹の美⾬が⽂成の元へやってくる。
⽂成は美⾬を何故か遇らうが、兄と妹の過ごした時間が動きだす。


お知らせ

卒業制作展でのアフタートークを録画配信しています。

中村高寛さん『ヨコハマメリー』『禅と骨』(監督)
✖️
川崎たろうさん『ドーナツ・ホール』(監督)
✖️
小寺智也『チリアクタ』(監督)
✖️
若井志門『チリアクタ』(主演)


CAST

若井 志門(淀 文成) Shimon Wakai

1999年⽣まれ 京都府出⾝

京都芸術⼤学の映画学科にて、芝居に触れる。4年間芝居に様々な距離で⽴つ中、⽇常で「⾒て、聞いて、⾔葉にして、⾏動する」当たり前の表現の繊細さの⾯⽩味に出会い、今 俳優という存在を追求したく活動している。

作品へのメッセージ

淡々と必要の無い〝モノやコト〟を捨ててしまう⽇常の流れの中で、ふと⽴ち⽌まってしまう瞬間を無碍にしたく無いと思えました。この映画には、⼈それぞれの拾うのに時間がかかる〝モノやコト〟が紛れているかもしれません。是⾮感想をお聴きしたいです。

西村 風音​(中野 美⾬) ​Kazane Nishimura

2000年⽣まれ ⼤阪府出⾝

関⻄を中⼼に俳優、モデル、イラストモデルなど様々な分野で活動している。

⾃分の思うかっこいいに少しでも近づくために⽣きています。

作品へのメッセージ

お互いが気負いせず⼀緒に居たくて⼀緒に居られる時間の尊さを、改めて感じ
て欲しいと思います。

⻄村風音ポートフォリオ >

早川 聡​(⾦本理) Satoshi Hayakawa

1968年⽣まれ 京都府出⾝

⾼校卒業後、8ミリカメラで⾃主製作映画を製作。

近年は主にビデオカメラマンとして活動。

作品へのメッセージ

タイトルがいいな、と思いました。

意味とは真逆に、語感がきれいで、儚くて、どこか哀しい。この作品でまさしく「ゴミくずのような男」を演じました。

最低最悪なやつ、って思われたら本望です。

STAFF

撮影/カラコレ張雪乙
照明清水杏奈
録音/音響柴山里彩
美術/衣装大森仁太
編集/VFX鶴尾一陽
音楽梅村和史
タイトルデザイン蒲池郁弥
助監督伊藤 練
制作三宅夏乃子
照明助手奥野晃史
美術助手乾菜緒子 神村早紀 
児玉尚美 塚本侑佳
監督/脚本小寺智也
特別協力Show Car Pro ONO

監督

​小寺 智也 ​​Tomoya Kotera

1998年⽣まれ 兵庫県出⾝

⼩学⽣から続けていた野球を⾼校⽣で辞めてしまい、暇な時間を持て余す。そんな時、⽗親が録り溜めていた映画を⾒始め、ハリウッドの名作の数々に出会う。⾼校⽣時代は映画を⾒ることにのめり込むみ、毎⽇2〜3本の映画を⾒ていく。いつしか⾃分も映画を作りたいと思い始め、京都芸術⼤学(旧京都造形芸術⼤学)に⼊学、現在に⾄る。

出会えて良かったと思う映画は『抵抗-死刑囚の⼿記より-』(1956/Robert Bresson)

監督作品に『告-koku-』(2018)、『てれすこ』(2019)がある。

作品へのメッセージ

卒業制作は京都を舞台にした映画を作ろうと思った。夜に京都の街を徘徊するパッカー⾞をふと⾒たとき、華やかな京都の街から出たゴミを回収するゴミ収集作業員に興味を持った。実際にゴミ収集のバイトを約4ヶ⽉やりながら、脚本を書き上げました。

過去に束縛されて⽣きる主⼈公の⽂成が、ある⼀つのことをきっかけに現実から逃避⾏する物語になっています。現実から逃げ出してしまっても、それでも⽣きたい。世間が逃げ出すことを「間違いである」としていても、その選択をしてしまうことは誰にでもあるのだと思いながら物語を作りました。

SNS


SOTSUTEN 2020

京都芸術大学 映画学科

映画

作品へのコメント

  1. ストーリー、脚本、演技、カメラワーク、どれもとても良かったです。この後、二人はどうなるんだろうと、考えさせらる余韻のある終わり方が素晴らしい。
    映像は、暗い中のシーンが多いのに、ちゃんと表情が見えるのがすごいと思いました。

  2. お金を払っても観に行きたい作品でした。カメラワークがほんとに良くて、静止画にしてずっと眺めていたいシーンの連続でした。照明の難しい条件での美しい映像美は、忘れられません。特に、車の中の描写は、今まで私が観た映像の中でも最高でした。

    精緻な映像だからこそ浮かび上がる人物描写と演技が、揺るぎないひとつの世界を見せてくれる、映画ってほんとにいいなと思わせてくれる作品でした。

  3. 荒々しくなりそうな設定でも、主人公の細かな感情動きが想像できた。

  4. 見終えた後のずしっとくる重み、忘れないです。
    全ての描写がとても美しく感じられました。

    この映像を創り上げるためにたくさんの方の努力があると思うと本当に凄い、素晴らしいなと思います。お疲れ様でした。
    これからも皆様のご活躍楽しみに、陰ながら応援しています。

  5. チリアクタを映像ホールにて鑑賞しました。
    まず、ゴミ収集車がメインの映画という企画がおもしろく、発想に驚かされました。
    タイトルも素敵です。
    また監督自ら仕事をしてみたという、この映画に対する覚悟が伺えます。
    観進めていくと、
    初めは「なんやこの人?!サイテー!」と感じていた時給1000円の人(笑)が、なぜか憎めなくなってきて、
    「どうしょうもない人やなぁ」と笑えてしまうほどに。
    演じる俳優の演技力のなせる技なのかな?(笑)
    そして「」企画の無差別という舞台から一目置いていた
    若井 志門さんの寡黙な演技は流石でした。
    小道具に対しては、破れたビニール傘というのは、路上に落ちていたら邪魔モノで、ゴミ袋にも入らず、収集する側も普通ゴミではないので、厄介なモノであると認識しました。
    子が親を選べないというセリフから、
    兄妹に対しては「どうにかしてあげたい」という気持ちが湧くものの、
    親も子を選べないと思うし、
    どうかこれから人を殺めることが
    ありませんように…と願うばかりでした。
    帰宅後、サイトのアフタートークを観て、ハードな内容だけど、メイキングは笑いが絶えない現場だったのでは?と、思いました。

    コロナ渦での撮影お疲れ様でした。
    これからのみなさまのご活躍を祈念しています。

  6. 存在の不確かさ、すごく不明瞭で消えそうな方に限りなく近い曖昧さ、を感じずにはいられない、妹という人物の在り方がとてもずしりときた。兄に拒絶された後すりガラスの向こうの彼女の身体が戻ってこない。揺れるスカートはとても軽そうに見える。あの防犯カメラに彼女は映っていたのだろうか……。

    饅頭(肉まん?)を二口で食べるあのカットが初めから終わりまでとても好き。
    壊れた傘を捨てる兄は、自分の捨てた傘を結局は別の誰か(おそらく自分と同じ仕事をしている誰か)が拾うことを知っている、そう感じ取れてあの視線にグッときた。

  7. 兄妹が公園で食べるシンで思わず涙目が出てきました。複雑な感情が画面を通して伝わってきました。映像がとてもいいです。

    • 監督をしました小寺智也です。
      コメント頂きありがとうございます。

      この作品は省略が多いので、特に感情を読み取ってもらえるかが不安でした。
      何か伝わるものを感じていただけたことに安心と喜びが入り混じっております。

      卒業後も映画制作に携わる予定ですので、次作が出来ましたときも何卒よろしくお願いします。

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