ドーナツ・ホール

ドーナツ・ホール


作品ジャンル

映画

作品紹介

大学三年生の奈緒は心の中にある「埋まらない穴」に悩んでいた。
それなりに楽しい生活を送っている方だと自覚しながらも、
奈緒は周りの友達や生徒と関わりながら気づけば
言葉に表すことのできない気持ちに頭を支配されていくのであった。
62分16秒

CAST

飯島奈緒冨樫春佳
橋下マキ仙石優香
片山ゆい子杉山愛
吉岡翔太郎渡辺健寛
脇田浩介齋藤柊介
田代真波永山愛美

STAFF

企画・製作五十嵐桃佳 小山和生 川崎たろう
脚本・音楽小山和生
撮影監督・編集川崎たろう
撮影佐藤鈴華  巻田樹  坂内映介
録音小山和生
照明佐々木春杜 柏倉琉生
助監督・制作担当五十嵐桃佳
スチール丸子志織  柏倉琉生

監督

川崎たろう


TUAD 2020

映画

東北芸術工科大学 映像学科

作品へのコメント

  1. 在学中、友だちのYoung Tigerくんと夜な夜なカラオケに行っては「革命」を全力で唄い、自由なくせにどこか虚しいこの日々は一体何なんだろうともがき続けたあの日々の片隅に、この映画はありました。
    人間、生きていれば1度は感じるであろう心にぽっかりと穴が空いたような感覚。でも穴なんて元からない、「ある」ということを忘れよう。ドーナツには穴なんてない、元からそういうカタチなんだよっていう。
    陥没した地球儀だって、見方を変えればなんかアートだし、数ページ破れた本だって、もしかしたら全く違う展開と新しい物語を紡ぎ出すかもしれない。
    無責任に背中を押すんじゃなくて、そっと後ろから寄り添い支えてくれる優しい物語。
    中村監督の講評文にある通り、これは日本のインディペンデント映画の一本でした。

    いいなあ、悔しいなあ、こういう映画創りたいなあ。

    ボクのお気に入りのシーンとセリフは
    ・拾った本をわざわざ落とすサイテーな元カレに「しね」って放つシーン
    ・元カレと同じ講義中、奈緒が招き猫にファックをくれてやるシーン(ピースもひとつ失えばファックサイン、なんだね…)
    ・「一口齧る勇気があれば、そこから世界は広がるんじゃないかな」
    ・雨の日、なんだか気怠げな奈緒が林教授の研究室でソファーにもたれかかる(このダッチアングルの画、好きっすね〜)
    ・「このモヤモヤは、大人になったら消えるんですか?」に対するステキな返答
    ・夜のコンビニ
    です。
    他にもたくさんあるのですが、ぜひ本編で。

    そしてなんと言っても本作を締め括る『ベイビーブルー』。
    朝まで遊んだ帰り道、誰かに帰れと言われた訳ではないけれど、ただなんとなく帰らなきゃいけないような気がして、ひとりが「ほらもう帰ろう」って言い出す…あの時感じる淋しさと朝焼けがくれる爽やかな、晴れ晴れとした気持ちを与えてくれます。

    この映画をドーナツで例えるなら、ソフトな口当たりと控えめ且つ優しい甘さで癒やしをくれる豆乳おからのドーナツです。
    ぜひぜひ、みなさまご賞味ください。

    素晴らしい映画を制作したすべてのスタッフ、この映画を彩ったキャストのみなさまに心からの拍手を!

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