UPLINK×LSS Project

京都の映画館である「アップリンク京都」と、京都の3大学(「京都芸術大学」「京都精華大学」「立命館大学」)の共同プロジェクト

日々新たな文化や芸術の発信の場として、様々な作品を生み出してきた京都。
「ミニシアター・コンプレックス」という新たなジャンルを確立し、様々なサブカルチャー文化やインディペンデント作品を世に送り出して来たUPLINK。そして2020年6月、京都に映画館「UPLINK京都」がオープンした。

『UPLINK×LSS Project』は京都で映像分野を学ぶ大学生たちと、UPLINKが共に手を取りあった誕生したプロジェクトです。「UPLINK京都」を新たな京都の文化芸術の発信の場として、学生に足を運んでもらうきっかけになることを目指し、製作しました。 様々な世代の方達にとってミニシアターが身近な存在になりますように。

上映日:9月24日(金)~9月30日(木)
料 金:一律500円
劇 場:アップリンク京都


京都芸術大学 『WATCH OVER‼』

有休をとって、初めて「アップリンク京都」に映画を観に来た会社員のレミコ。仕事や日常生活の気晴らしに訪れたはずだったが、劇場に着く直前、仕事関係の電話がかかってきてしまう。レミコはそれでも、今日だけは……と気を取り直し、新風館の廊下を歩む。
いざ劇場を目の前にすると、なんだか世界が変わったような感覚をいだく。そこにいる者たちは、観客もスタッフもみんながすこし不思議な人(?)たちばかりだったのだ。そしていつの間にか、自分も。私も、あなたも。それはスクリーン2の座席のように、とてもカラフルでリズミカルな時間だった——。

<監督コメント>
去年の12月、プロデューサーを務めた岡田君に「この企画一緒に考えてくれない?」と声をかけてもらいました。最初は企画を考えるメンバーの一人として参加して、アイデアを話し合っていくうちに私が脚本を書くことになりました。
友人や先輩後輩に協力していただき、自由に楽しく撮影することが出来ました。無理な要望を聞いてくれたスタッフ・キャストの皆には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
映画を愛していて、映画製作を志している私達にとって、映画館は大事な場所です。大きな劇場だけでなく、もちろんミニシアターも大切に残したいです。
どの映画館も人に愛される映画館であってほしいと思います。
小さな力かもしれませんが、私たちの作品を含めた「LSS Project」が映画館に足を運んで頂けるきっかけになれたら幸いです。

『WATCH OVER‼』(17分)
出演:時岡伶美、紙屋陽子、松本薫、騎馬穂乃佳、雪乃、 安岡由希、本田朝希子、細井春平、大原輝明、寺田智彦、濱田俊輔
監督・脚本:時岡怜美
プロデューサー・監督補:岡田尚樹
助監督:柏原音生
撮影:伊澤萌音、安本未玖
録音:佐伯いずみ、大道亜里紗、冨山侑起 
照明:浅川周
照明応援:岩橋優花、謝梓賢
美術・装飾:新庄凛々子、中川美里 
衣装・メイク:長堀葵 
編集:瀬戸邑佳
製作:岡田尚樹、紙屋陽子、長堀葵 
整音:佐伯いずみ、大道亜里紗
グレーディング:伊澤萌音 
VFX:瀬戸邑佳、柏原音生 
スチール:岩橋優花


京都精華大学 『そばにいてよ、僕のプシュケー』

漫画家を目指す少年、高垣 翔。ある日翔は、様々な次元を行き来することができる不思議な女性、心音と出会う。翔の漫画をきっかけに仲を深める2人。しかし一方で、翔は自身の才能に限界を感じていた。将来について思い悩む翔に心音は突然、「映画館に行こう」と提案する。誰もいない映画館で心音が翔に見せた映画とは…。
スクリーン越しに夢をみる、奇跡のような2人の物語。

<監督コメント>
この映画を制作したとき、私たちは大学3年生でした。将来があまりにも不透明で、希望や期待よりも、不安の方が勝ってしまう。好きに夢を語りたいけれど、現実はそれを許さない。
そんなとき、私はいつもこう思ってしまうのです。「映画の主人公になれたらなぁ」と。
ヒロインの心音は様々な次元を行き来することができます。映画の主人公になる事だってお茶の子さいさいなのです。彼女なら、人生のハッピーエンドを自分で選ぶことができるのです。
そんな彼女と夢に悩む主人公、翔が紡ぐこの物語を映画にするために、多くの仲間に助けられました。撮影や照明、音声はもちろん、小道具も、音楽もアニメーションも全て京都精華大学の学生が担っています。皆、自分の信じた夢を追いかけ続け、4年間それを学んできた学生たちです。
この映画を作ったのは、次元を行き来することはできない、不安に溺れそうになりながらも必死にもがき、現実で夢を見る私たちです。
私たちの考える夢の結末を、この映画で感じていただけますと幸いです。

『そばにいてよ、僕のプシュケー』(19分)
出演:関英雄、森愛渚
監督・脚本・プロデューサー・編集:澤村花霞 
助監督:阪中康佑
撮影:森栄大貴、山田悠人 
録音:阪中康佑、芝田佑樹、阿江天規、納屋内秀未
照明:納屋内秀未
制作進行:芝田佑樹 
アシスタント:木藤千翔 
小道具:納屋内秀未、澤村花霞、芝田佑樹、筒井壮馬、吉良あかね
アニメーション:秋好泉弥
カラーグレーディング・VFX:森栄大貴 
整音:阪中康佑、芝田佑樹
音楽:田中透真


立命館大学 『窓口からみた世界』

映画大好きな彼女を持つタケオ。タケオ自身は映画にあまり興味がない。ある日、彼女と一緒に映画館で映画を観るうちに寝てしまう。起きるとシアターには誰もいなくなっていた。扉も開かず、シアターから出る手段がない。その時、少女の姿で自称「映画館の怪人」の妖精が現れ、タケオに映画の魅力をアピールする。タケオは妖精の話を聞いてもあまり反応がないため、妖精は自分の心の片隅に置いていた映画館との思い出をタケオに語り始める。

<監督コメント>
映画を観る時の時間は特別だと思う。自分の体にとって二時間を過ぎたが、数ヶ月、数年、数百年の間に起きたことを観ることが映画で可能になれる。時間だけではなく、自分の体で辿り着けないとしても、映画で世界中を回すことが可能になれる。もし、ずっと映画館に住んでいる人がいるなら、その人は多分一番映画の魅力に詳しいだろう。その人は、誰よりも映画を愛しているだろう。

『窓口からみた世界』(18分)
出演:吉田大河、森麻友奈、椿姫梨子、亀山貴也、秋山佳子、寺坂京子ほか
監督・脚本・プロデューサー:潘俊驊
助監督:石凌軒 
撮影・照明監督:沈子弋
攝影助手:王伝睿
録音:葛志偉
録音助手:範渝佳
編集:沈子弋、潘俊驊