於:出町座

2023年10月27日から出町座にて開幕する「第5回 映画批評月間」では、批評家たちのオススメ最新フランス映画の上映に加え、デプレシャン監督のレトロスペクティブも開催! 同日からは、9月15日より全国で公開されている『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』の上映もはじまります。

特集上映の開催にあわせて、2023年9月19日、アルノー・デプレシャン監督の来日を記念し行われた『魂を救え!』上映後トークの模様を採録します。デプレシャン監督の多くの作品に触れられるこの機会に、ぜひあわせてご覧ください。 


©Why Not Productions

アルノー・デプレシャンとの対話 (2023/09/19 於:出町座)

採録|『魂を救え!』アフタートーク

ゲスト アルノー・デプレシャン
聞き手 北小路隆志
通 訳 坂本安美


アルノー・デプレシャン(Arnaud Desplechin)

©THOMAS BRUNOT

1960年10月31日、ベルギー人の両親のもと、フランス北部の町ルーベに生まれる。84年、イデック(IDHEC/パリ高等映画学院-現FEMIS)を卒業。91年に短編『二十歳の死』を発表。映画ファンの熱狂的な支持を受けるとともに、ジャン・ヴィゴ賞を受賞。92年に初長編『魂を救え!』をカンヌ国際映画祭正式出品。96年の『そして僕は恋をする』で評価を不動のものとした。その後の作品に、イギリス演劇界を舞台に初めて英語で撮影した『エスター・カーン めざめの時』(2000)、ルイ・デリュック賞を受賞した傑作『キングス&クイーン』、日本でも大ヒットした『クリスマス・ストーリー』(2008)、『そして僕は恋をする』の続編とも言える『あの頃エッフェル塔の下で』(2015)など、映画的興奮に満ちた作品を生み続けている。最新作『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』(2022)が現在日本で全国順次公開中。


関連上映情報①|デプレシャン監督のレトロスペクティブも!
第5回 映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~

スペシャルエディション アルノー・デプレシャンとともに

日本でなかなか見られないフランスの最新作、あるいは隠れた名作を紹介する特集「映画批評月間 フランス映画の現在をめぐって」。第5回目となる今回は、90年代から現在までフランス映画を牽引してきたアルノー・デプレシャン監督とともにお送りします。最新作『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』日本公開(全国順次公開中)を記念し、監督デビュー作『二十歳の死』から近作まで9本を一挙上映します。そのほか、カンヌをはじめとした国際映画祭や批評家たちから高く評価された最新のフランス映画も上映。作家性、アート性に満ち、作り手と観客の批評性を刺激する映画たちを、スクリーンで観られる貴重な機会です。ぜひじっくりお楽しみください!

出町座上映情報:2023/10/27-2023/11/16

《イベント情報》
10/27(金)19:35-『愛されたひと』上映後レクチャー(於:出町座)
登壇:北小路隆志(映画評論家/京都芸術大学・映画学科教授)


関連上映情報②|アルノー・デプレシャン監督最新作
私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター

©︎ 2022 Why Not Productions – Arte France Cinéma

家族なのに? 家族だから!
マリオン・コティヤールとメルヴィル・プポーが相容れぬ姉弟に。
アルノー・デプレシャン監督が描く、最高に美しくて、最高に仲の悪い、姉と弟の物語。

2022年/France/110分
原題:Frère et sœur 英題:Brother and Sister
字幕:磯尚太郎 字幕監修:松岡葉子
配給:ムヴィオラ
出演:マリオン・コティヤール、メルヴィル・プポー、ゴルシフテ・ファラハニ、パトリック・ティムシット
監督:アルノー・デプレシャン
脚本:アルノー・デプレシャン、ジュリー・ペール
撮影:イリナ・ルブチャンスキー
編集:ロランス・ブリオー
音楽:グレゴワール・エッツェル

上映情報:10/27(金)より出町座にて上映